おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
バブルの時代
今日は、バブルの時代 についてです。
これも何かいいデータがないかぁーと、あれこれ考えました。
バブルの時代の象徴的な物と言えば、、、そうだ！
ゴルフ会員権
この価格推移のデータを探してみる事にしました。
ところが、なかなかないんですよね。
忘れたい過去とでも言わんばかりに、この頃のデータがなかなか見つかりません。
(￣ー￣) ふふふ
見つけました！
桜ゴルフ ゴルフ会員権情報
桜ゴルフさんという都心のゴルフ場が、過去の相場を公表していました。
こういうゴルフ場は誠意があると思う
普通は隠したがるんですけどね。
堂々と公表してるのがスゴい。
そして早速、データを取らせてもらいました。
１９７４年の販売価格が、１，６００万円だった会員権が、１３年目の１９８７年に最高値になっています。
その価格、１憶８，０００万円
実に、１１．２５倍
このように、物の値段が高騰した時期の事を、バブル景気と言います。
１９８６年から１９９１年までが、その期間に当てはまるのだそうです。
ゴルフ会員権と消費者物価指数の比較
そしてこのゴルフ会員権ですが、金額だけだと今一ピンとこないと思います。
そこで、昨日の「消費者物価指数」と同じ計算をしてみました。
２０１５年の価格を、１００とした場合、過去にどのような推移だったのか。
そして、それを物価と比較してみます。
比較にならない！ｗ
作ってみて、笑っちゃいましたｗ
昨日のこれ、
明治：ミルクチョコレート
１９７４年に、９７．０円 だったチョコレートが、
１９８７年に、１０９０．９円
今だったら、そんなチョコレート誰が買うんだよって話です。
ところが、これを企業でも個人でも、競うように買っていたんですよ。
もう少しスパンを短くして見てみましょう。
このゴルフ会員権の価格が、１年間で最も上昇したのはいつなのか？
１９８６年から１９８７年の、１年間で３．２１倍
そもそも１９８６年の、３３９．４ってのが、おかしいｗ
１００円のチョコレートが、３３９．４円 で売れてたってのと、一緒ですからねｗ
ところが翌年の１９８７年には、そのチョコレートが、１０９０．９円 で売れてたわけです。
これがどういう事かと言うと、
借金をしてでも買い占めておき、
翌年に転売すれば、莫大な利益が出た
この過度の期待感
このように需要が、過剰に膨らんでしまったのが、「バブル景気」です。
そして、なぜそんなにみんなが、ゴルフ会員権をほしがったのかと言うと、
ステータス
これを、いくつも所有している事が、カッコいい時代があったんです。
更にそれを、
お金を貸すから買ってくれって、
銀行が、売りに来てたんだってさ
そしてそれが、その銀行員の営業成績になり、
ボーナス ３００万円
こんな時代が、本当にあったんですよ。
先日、銀行出身のじじぃ の話をしました。
あの世代の銀行員って、企業から散々金をむしり取って、甘い汁を吸ってきた連中ですから。
心の底から嫌い
早く死んでくれよ
この、借入金 についてですが、これは「財務諸表」と深く関わってきます。
今後の説明記事の中で、詳しく書いていきたいと思っています。
バブルの崩壊
そしてこのバブル景気ですが、その過度の期待感からくる需要も、ある日どこかで限界がきます。
そもそもの人口や、企業数には、限度がありますから。
どんなに需要が増えていっても、当然いつかどこかで限界がくるわけです。
そして、ハジける時は一気にハジけます。
バブルの崩壊 ですね。
バブル崩壊後の象徴的な出来事で、よく覚えている事があります。
１９９８年に、山一證券という証券会社が、自主廃業しました。
以前、その元社員の方とお話しする機会があったのですが、
倒産ではありません、自主廃業です
と、一生懸命力説するわけです。
絶対に「倒産」とは、認めたくないんですよね。
「倒産」って言うと、貧乏臭く聞こえるから
いや、本質は一緒だから
バブルの頃は、天下の山一證券でしたからね。
ましてや、こういうゴルフ会員権などの、ステータスがもてはやされた時代です。
貧乏臭く思われるのだけは、絶対にイヤなんですよ。
そして今でもわたしは、スーツを着ると、どうしても気持ち悪くなってしまう事があります。
それは、これが理由です。
バブリーな連中は、高級スーツを着たがる
最近、小学校の制服をアルマーニにするとか、なんとかって話がありましたよね。
小学生なんて、安物の短パンとＴシャツで充分でしょ。
どうせすぐに大きくなって、着られなくなるんだから。
どういう神経で、ああいう事をするのか、まったく意味がわからない。
社会に出てからずっと横ばい
ここで、わたしがいつ社会に出たのかを見てみます。
わたしが社会に出た頃には、既にバブルは崩壊していました。
そして、借金だけが残っていました
わたしは今まで、散々そんな会社を見てきましたし、散々振り回されてきました。
だから、わたしはゴルフをやりません
だからと言って、ゴルフをやってる人を、バカにしてるわけではありませんよ。
わたしみたいに、家に籠ってゲームをしているよりは、ずっと健康的な趣味だと思いますｗ
わたしだって、こんな経験さえなければ、今頃はゴルフをやっていたのかもしれません。
こうして、わたし達の世代は、２０歳過ぎた辺りで辛い現実ばかりを、目の当たりにするようになりました。
更に昨日のグラフの通り、社会に出てからはずっと横ばいの時代でした。
どこかのタイミングで、夢は夢、現実は現実として、割り切って考える事ができるようになった。
カウンタックも、プラモデルでいいやー
そうやって、大人になってきました。
そして、バブルの話ももういいです。
要するに、
みんなで、お祭り騒ぎをしちゃった
(*≧∀≦*)b ｱｰﾗｴｯｻｯｻｧｰ!!
って、事じゃないですか。
そこまでは、もういいから。
お祭り騒ぎの後始末の話をしようよ
ところがいつまで経っても、お祭り騒ぎから抜け出せない。
後始末が済まない内に、またお祭り騒ぎを始めようとする。
そういうのが、ホンッとに疲れる
その象徴的な世代が、団塊世代
明日へつづく・・・
■当ブログの内容について
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