おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
独立するという事
今日は 独立する という事について。
先日、ある若い方とお話しする機会がありまして、いろいろと仕事の話を聞いてると、
いつかは自分の力でやってみたいんです
(*•̀ㅂ•́)و キリッ
なんか、かわいいなw
若いっていいなー(遠い目
わたしこういう話を聞いても、止めるような事はしません。
こういう若い人の情熱は、
誰が何を言っても止まりません
やりたいように、やればいいんだよ。
若ければ、どんな形でもやり直せるんだから。
でも、こちらの方は案外シッカリした考え方を持っていました。
でも、今の私って会社の力でなんとかなってるんですよね
1人でやってくのは怖いです (;´A`)
そう、そこ!
そこがわかってれば、たいしたもんだ。
小さい会社で働いてる人は、けっこうそこがわかってる。
わたしなんかも、ずっと小さい会社の管理部門で働いてきましたから、小さい会社や個人の力が、どれ程脆弱なのか、骨身に染みて、よっくわかってます。
ところが、不思議と 大企業出身者 はそこに気づいてない。
あれって、なんなんだろう、、、
ちょっと考えれば、わかりそうな事なんですけどね。
大企業出身者の独立
直近の会社の経営者もそうでした。
今までの成功は、大企業の巨大なブランドがあった上での成功だった
自分の成功が、自分個人の力によるものだと、大きな勘違いをしてる人が多い。
更に、会社を飛び出してみて初めて、特に社会保障や福利厚生などの面で、会社の手厚い保護を受けていた事に気づく。
飛び出しちゃったら、丸裸になるに決まってるじゃん。
大企業は本当に従業員の事を考えた、素晴らしい福利厚生を持ってますよ。
中小企業では、なかなかあそこまでの事はできない。
こんなはずじゃなかった
一度こんな事がありました。
ある IT 系の大企業出身で、個人事業をされている方と、仕事のお話をしていました。
ちょうど、そんな大企業のブランドとか福利厚生の話になったら、
私が甘かったんです (ノ_-。)
と、
本気で泣き出しちゃいました
これ、普通に仕事の話をしている最中にですよ。
なにも泣く事はないのに、、、
元々優秀な人なんだから、これからどうにでもなるでしょうに、、、
大企業出身者の成功の復讐
こういうのを経営学の世界では、
成功の復讐
と言います。
過去の成功体験におぼれ、同じ手法をとることによって、しっぺ返しを食らうこと
これで失敗していく大企業出身者が多い。
中小企業に再就職する場合でも、このパターンが多いです。
具体的には、先日の仕訳伝票の例が、非常にわかり易いですかね。
これは管理職を採用する時に、けっこう多かったケースです。
大企業出身者:
管理職ならプレイヤーじゃなくていいんでしょ
会社側:
大企業出身なんだから何でもできるんでしょ
ここで齟齬が生じて、お互いに「こんなはずじゃなかった」
お互いの期待が食い違ってしまっている。
こうなるともう、どっちが悪いとかの話ではない。
そうやって辞めていった管理職を何人か見てきました。
そしてその人の履歴書には、いろんな会社を転々とした記録だけが残る。
今まで、こんなパターンの履歴書を山ほど見てきました。
じゃあ、どうすれば良いのかと言うと、
まずは3年
自分のブランドを立ち上げていく
これがまた、、、
元々ある巨大なブランドを回していくのとは、まったく別次元の話ですからね。
中小企業はこれがなくて、日々苦しんでますから。
まず3年
3年続ければ、たいしたもんだよ。
ある程度、固定的なお客さんがつくまでには、そのくらいかかっちゃうんですよね。
逆に言うと、3年くらいがんばっていると、けっこう順調に回ってくる事が多いんです。
この3年という期間に、特に根拠があるわけではありません。
いろんな例を見ていると、だいたいこのくらいのスパンになるってだけの話です。
管理部門としても、だいたいこのくらいのスパンで、人事のプランを立てている会社が多いんじゃないかな。
先日のカウンセラーのこれ、
「石の上にも三年」とか古いんですよ!
o(*≧д≦)o プンスコ プン
「石の上にも三年」というのは、根性論として用いられる事が多いのですが、このような 事業期間 という事を考えると、けっこう妥当な考え方だったりします。
でも、カウンセラーの言いたい事もよくわかります。
あまり根性論ばかりで無理をすると、
心が折れてしまう
ましてや、わたしのように完全に折れてしまったら、
その後3年が潰れる
そうなる前に、早々に切り上げるのも一つの手です。
精一杯がんばったんだったら、それで充分です。
無理をしない
心が折れるまで、がんばらない。
そして5年
そして「事業期間」という事を考えた場合、問題は更にその後です。
どんな事業でも、だいたい5年前後で谷間が来る
この5年と言うのも、特に根拠があるわけではありません。
いろいろな例を見てると、だいたい5年くらいでそうなるパターンが多かった、と言う話です。
わたし自身、うつを発症したのは、入社して5年が過ぎた辺りでした。
それまでどんなに順調で
も、だいたい5年前後で、何かある事が多いんですよね。
そして、ここで勘違いをしてしまうパターンは、革新的な事業で成功した場合
革新的な事業で成功すると、先行者利益 というものを得る事ができます。
例えば、スティーブ・ジョブズや、ビル・ゲイツが、コンピューターの世界に革命を起こし、巨万の富を築いたようなパターンです。
ところがそれも、だいたい5年くらいで、競合他社が追いついてくる
年を追うごとに、必然的に「先行者利益」は薄くなっていきますし、また別の新たな、もっと革新的な事業が生まれてきたりもします。
先行者利益が永遠に続くわけではない
常に新しい事業を模索しないと続かない
どんなに長く続いている会社でも、5年前にはまったく別の事業をやっていた、なんて事はよくある話です。
1つの事業で、それを超えたロングセラーを続けている会社は、なかなかないんじゃないですかね。
それが続いてるとしたら、よほどの安定したニーズがあるという事になります。
わたし、会社清算のお手伝いをした事もあります。
その会社も、だいたい5年目くらいで谷間が来て、社内でいろいろあったみたいです。
そして、その先を乗り越えられなかった。
結局最後は、会社そのものを清算する形になってしまいました。
ほんっとに、難しいんだよね
だから、事業期間を5年くらいと考えておいて、そこからはその先の新しい展開を考えておかないと、なかなか続いていきませんよね。
昔、ある大手の居酒屋チェーンの社長さんが、おもしろい話をしてました。
うちの店舗は、設備投資を3年で回収できるような設定にしてます
なるほどね。さすがに上手だ。
最初から事業期間を3年と、短めに区切っておく。
これなら大きなリスクは軽減できますよね。
それ以上続いたら「ラッキー」程度に考えておく。
そしてその後は、続ければ続けるほど、純粋な利益が会社に残る。
すごいな、、、
良くできてるな、、、
大企業での成功経験が邪魔をする
若いうちに独立してればいいんですよ。
大企業出身であっても、元々そういう会社に入社するだけの、力のある優秀な人だから、その辺の頭の切り替えがすぐにできる。
そして失敗しても、挽回のチャンスはいくらでもある。
ところが、これがある程度歳をとってしまうと、仮に頭でわかっていたとしても、そこから切り替えるのはほぼ不可能に近い。
長年の成功経験が邪魔をする
直近の会社の経営者も、あらゆる場面でこの「成功の復讐」のパターンでした。
例えば、先日書きましたように、大企業の経営と中小企業の経営は本質的にまったく別物。
それが、どうしても大企業で成功してきたやり方を変えられない。
だから結局、 会社ごっこ になってしまう。
本人はそれで良いとしても、それに振り回される社員達は、たまったもんじゃない、、、
こういうギャップの間で板挟みになり、散々振り回された事が、わたしがうつを患った原因です。
一番苦しんできたのは世代間ギャップ
実は、今週はあまり書きませんでしたが、長年一番苦しんできたギャップは、
世代間ギャップ
これはちょっと話が長くなりそうです。
また別の機会に、追々書いていければと思っています。
それにこういう話は、心的負担が大きい。
正直、今週はちょっとキツかった (ノω・、)
あぁー 疲れた
そんなわけで、今週はちょっと暗くて愚痴っぽい話ばかりでしたがw
来週の記事は、またちょっと考えます。
それではよい週末を (=゚ω゚)ノ
■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
コメント
…見てるよ(ニヤリw
いま人手不足だから、ダメなら次的な人材の扱いも今後はなくなっていくかもねー
(*ノ▽ノ)イヤン
なるほど。人手不足ね。
そういう側面もあるね。
> …見てるよ(ニヤリw
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> いま人手不足だから、ダメなら次的な人材の扱いも今後はなくなっていくかもねー
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