おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
うつって何か?
今日の記事は完全に、わたしの場合は という前置きが必要ですね。
うつって何か? という事なわけですが、まず 心の病 である事はわかりました。
ここで問題なのは、心は見えない という事です。
見えない心で何かが起こっている
お医者さんも、カウンセラーさんも大変なお仕事ですよね。
見えない病と日々向き合っているわけですからね。
そして、
見えないならイメージするしかない
という事になります。
ツレがうつになりまして。
こういう場合、何らかのモデルケースと自分を比較してみるのが、一番手っ取り早いですね。
という事で、こちらの作品です。
略して「ツレうつ」ですね。
うつに関する作品のパイオニア的存在であり、社会のうつに対する誤解や偏見を大きく変革した作品です。
療養中この作品は、何度も何度も観ました。
本当に素晴らしい作品です
ちょっと話を飛ばしますと、わたしは大河ドラマが好きでして、ここ10年程ほぼ欠かさず観ています。
リアルタイムでないとしても、いつも録画するようにしていますので、たぶん一度も欠かしてないと思います。
数年前に「篤姫」という作品がありました。
ちょっと調べてみたら、2008年でした。
ちょうど 10年前ですか、、、
もうそんなに経ってるのかw
堺雅人さんと宮﨑あおいさんのお二人は、そこでも夫婦役を演じておられました。
それもあって、けっこうスムーズに観る事ができました。
そして勝手に引用しますw
この作品の中で、うつは心が風邪をひいたようなもの という表現が出てきます。
最初にこの表現を観た時に思ったのは、
いや、そんなに生ぬるくないぞ
という事でした。
初めて観たのは、療養開始から半年過ぎたくらいですから、風邪にしては長すぎるだろ と思いました。
そこは物語の中でも、宇宙風邪 と言ってたりはするんですけど、ますますわけがわからないw
物語としてはとても良いのですが、療養には何の役にも立ちませんw
心が折れた
わたしの担当カウンセラーの場合は、最初の頃こう言ってました。
心のギックリ腰 だと思ってください ( ^^ )
ここで、うつの怖い側面が出てきます。
カウンセラーは「ギックリ腰」と言っていたはずなのに、わたし自身が 勝手に悪い方向に考えて、勝手に思い違いをしてしまう んですね。
そもそもギックリ腰をやった事がないので、今一ピンと来なかったという事もありますw
では、どう思い違いをしていたのかと言うと、心の骨折 と思い込んでいました。
怖いですね。
勝手に悪い解釈をしているんです。
ただ実際「心の骨折」とイメージした方が、シックリくる事が多かったのも事実です。
何かしようと思っても、力が入らない。
カクンと噛み合わないような感覚です。
そして胸の辺りにが苦しくなって、頭が重く痛くなるような感じです。
結局、身動きが取れない。
そして何より 心が折れた と考えると、非常にわかりやすいですよね。
そんな話をカウンセラーと何回かしていると、最後は、
そう感じておられるなら、それでいいと思います ( ^^ )
って、いいのかよw
ん?、、、あれ?
誘導された?w
と思いましたけどねw
それでもその時は正直、安心しました。
ここで「いえ。ギックリ腰です。」とゴリ押しされてたら、どうなってたかわかりません。
たぶんカウンセリングって、そういう事なんだと思います。
本人の感覚により近いイメージを作っていく。
そしてそのイメージに沿った療養を行っていく。
その手助けをするのが、カウンセリングという事ですね。
心の骨折
という事で、うつ というのは、心の骨折 つまり 心が折れた状態 というのが、わたしにとっての正解 という事になります。
もちろん「心の風邪」あるいは「心のギックリ腰」の方が、シックリくるという方もいると思います。
そのイメージがシックリくるのなら、それが正解
そもそも「見えない心の病」なんですから、人それぞれイメージが違って当然だと思います。
えっと、、、w
ただですね、、、w
わたしの場合、欲を言うともうちょっとw
微妙に違うw
これだと 95点w
もうちょっと心がバラバラになった感じ
これは明日の記事で書いていこうと思います。
表現についての補足
その前に今日は、少し 表現 についての、補足のお話をしてみたいと思います。
仮に、の話になるのですが、ツレうつの原作者である細川貂々さん及び制作陣が、本当はわたしと同じように「心の骨折」だと思っていたとした場合、なぜ「心の風邪」と言う表現に留めたのか。
そこには、大きく 2つの理由があったと考えています。
まず第一に、当時の社会背景
この作品が公開されたのは、2011年。
原作は漫画ですが、発売は、2006年。
この頃は、うつという病が一般的ではありませんでした。
「精神的に弱い人がなる」といった、誤解や偏見がありました。
この作品の最大の狙いは、そういった誤解や偏見を無くしていく事でした。
そこで「心の骨折です!」なんて重い表現を使ってしまったら、反って誤解や偏見を助長し、もっとおかしな方向へ進んでしまう可能性があります。
そうではなくて、誰でも患う可能性のある病なんだ、けして恥ずかしい病ではないんだ。
そういう事を伝える為に、「心の風邪」という表現を使ったのだと思います。
そして実際に、この作品の果たした役割は大きかったと思います。
そして第二に、観覧者の症状悪化の懸念
うつというのは、重く考えると悪化します。
当時、社会全体に誤解や偏見がある中で、重い表現を使ってしまうと、作品を観た人の中に症状が悪化するケースが出てしまう恐れがあった。
だからこそ「心の風邪」といった軽い表現に留めたという事ですね。
先ほどのカウンセラーの「心のギックリ腰」にも、似たような配慮が感じられます。
カウンセラーの場合、「病名告知」の問題も関係してくるのではないかと思います。
特に重い病気の場合、告知してほしい人と、告知してほしくない人がいるわけですよね。
目の前にいる患者さんが、どちらかわからないのであれば、とりあえずは当然ですが告知しませんよね。
ましてや、うつの場合、ほんの些細な一言で、急激に症状が悪化してしまう事のある病です。
最初から重い表現は使えませんよね。
まぁこれらの話は、あくまでもわたしの想像ですけどねw
明日へつづく・・・
■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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