ストレッチ目標と根性論 【#2-22】

 
おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
 
 

ストレッチ目標

 
まず、今週月曜日に書いた売上目標、
 
前年の4倍(前年比300%増)
これを、本気で要求されていた
 
今週、少し感覚的なお話しが多くなってしまいました。
この目標に直結するような事ではないですしね。
しかし、この倍率の根拠らしき数字は出てきました。
 
■ 大企業と中小企業の金銭感覚のギャップ
■ 右肩上がりの時代の物価の上昇幅 3.17倍
■ ゴルフ会員権の前年比最大上昇幅 3.21倍

 
3.17倍と、3.21倍、、、
 
1倍足りませんよね。
 
その不足分が、ストレッチ目標
 
到底達成できない売上目標を設定する
 
この到底達成できない売上目標の事を、「ストレッチ目標」と言います。
 
 

ストレッチ目標は経済成長が前提

 
これ、昔からよくある手法です。
もしかしたら、今でもそういう手法を取っている会社が、多いのかもしれません。
この手法の目的は何か。
 
■ 社員が、ベストを尽くす為の発奮材料
■ 目標を達成する為の、業務改善を促す

 
これは、前者の目的の方が大きいでしょうね。
つまり、根性論 の世界です。
この時代、
 
消費者物価指数の推移/1970年から1995年までに3.17倍上昇している
 
この右肩上がりの時代であれば、それで良かった。
むしろ、「根性論」で、ゴリゴリ仕事をした方が良い。
寝る間も惜しんで、やればやっただけの結果が返ってきた。
経済成長の後押しがあったからです。
 
ずごっくモデル(頭と心と体)経済成長の後押しがあれば根性論は有効に機能する
 
24時間戦えますか
 
懐かしいですね。
そんなCMがありましたね。
実際にその頃は、それで結果が返ってきてしまった。
 
そして極端な話、頭を使わない方が良い
これは、「財務諸表の説明記事」に書こうと思っていますが、実際に「世代間ギャップ」という事で、苦しんできた実例があります。
 
資金繰りなんて組まなくて良い
 
これで、モメた事がありましてね。
この辺が、経理の仕事って難しいんですよね。
右肩上がりの時代って、「資金繰り」が、ブレーキになってしまう事があるんです。
イケイケドンドンの時って、ブレーキをかけてしまう方が、反って危ない。
例えるなら、高速道路で急ブレーキをかけるのと一緒です。
変に頭を使わないで、心の赴くままに進んだ方が、良かった時代があるんですよね。
 
しかし今は、
 
売上を構成する物価の方が上がらない
昔のように、あまり考えないでも良かった時代とは違う

 
そんな時に「根性論」で、売れ、売れと、言ってみたところで、何の説得力もない。
 
ずごっくモデル(頭と心と体)経済成長の後押しがないのであれば根性論は迷走する
 
根性論というのは、心が良い方向へも、悪い方向へも、どちらにも進んで行く可能性があります。
昔のように、経済成長の後押しがあればまだしも、今は何の後押しもない状態です。
心が悪い方向へ進んでしまう事の方が多い。
 
 

G.E方式の弊害

 
そして、直近の会社の場合、また 外資の悪用 が始まります。
このような目標設定の手法って、過去のアメリカにもあったんです。
 
G.E方式
 
これがお手本だと、言うわけです。
 
G.Eと言うのは、ゼネラル・エリクトリック社の事です。
あの発明王の、エジソンが作った会社です。
かつてそのG.E社に、ジャック・ウェルチ という最高経営責任者がいました。


わたしは、まだこの人の本を読んでいないんですけどね。
ネットでいろいろと調べてみました。
この人も、「到底達成できない売上目標を設定する」という手法を取っていたそうです。
そもそもこの「ストレッチ目標」自体が、この人が作った造語だそうです。
 
この人、「リストラ」とか、「ダウンサイジング」の、権化のような人だったみたいです。
ところが、尊敬する経営者は、日本の美川英二さん。
この美川さんという方は、横河電機さんという会社の、元社長さんだそうです。
美川さんの手法は、終身雇用を最重視し 、、、
 
ってw
 
なんだよ、それw
ジャックさん、メチャクチャだなw

おもしろいな、この人w
 
そしてその手法が、G.E社の業績向上に大きく貢献した時代もあったのだそうです。
ところが、
 
うつを患う事例が多発した
 
ジャック・ウェルチは、2001年に最高経営責任者を辞めています。
その後その反省から、 G.E社では、今現在はこの手法を取っていないのだそうです。
先日、国際化の話の中で、こんな事を書きました。
 
外国人は、会社側が合理的で、明確な目標を提示しないと動いてくれない
アメリカ人は特にシビア

 
これは、ジャック・ウェルチの手法に無理があったから、今はこうなっている。
 
一致したな
 
G.E方式は、既に破たんしている
 
「石の上にも三年」とか古いんですよ!
o(*≧д≦)o プンスコ プン

 
 
・・・
 
 
うむ
確かに古い (。-`ω´-)

 
 
そして、こういう手法を取っていると、結局どうなるのか。
当然、ストレッチ目標なんて、達成できるわけがありませんから。
 
■ 担当者をコロコロ代える
■ ついていけない人から辞めていく
■ わたしのように、うつになる

 
このどれかになります。
うつになるくらいなら、辞めるのが正解だった、という事になってしまいますね。
そして、わたしが休んでいる間でも、直近の会社の経営者は、この手法を取り続けていたみたいです。
 
 

テレビCMがやりたかった

 
結局のところ、そこまでして、その経営者が何をしたかったのかと言うと、
 
テレビCM
 
1憶CMを打てば、1億くらい軽く売れるだろう、
5憶CMを打てば、当然5憶を軽く超えるだろう、
 
元々ブランドがある大企業なら、いざ知らず、、、
中小企業で、こんな理屈が成立するわけがない、、、
 
大企業には、いろんな部門がありますよね。
こういう企業の広告の仕事をしてるのが、
 
マーケティング部門
 
こういう部門というのは、社内でも花形部門なんですよね。
大企業だと、動く金額の桁も全く違う。
芸能人をアゴで使うような事もできる。
そういう派手な事がしたかったというわけです。
 
ところが、そういう部門とつながりのある、ある大手広告代理店がありますよね。
 
自殺者を出してしまった
 
言わずもがなですね。
 
こうやって考えてくると、どれもこれも時代遅れ
 
つまり、昔を懐かしむだけの会社ごっこ
 
そして最後の最後は、その経営者自身が、会社からいなくなりましたとさ。
 
わたしが甘かったんです。
いろいろなギャップが、ここまで酷いとは思っていなかった。
 
この頃、外部の人をスカウトするような事もしていたのですが、、、
結果、その人が入社しなくて良かった。
あのまま入社してもらっても、迷惑をかけてしまうだけだった。
それを避けられたのは、不幸中の幸いでした。
 
 

うつを患った”直接的な”原因

 
さて、「予算と実績の責任問題に関するトラブル」については、こんなところです。
そして、「うつを患った原因」に関してですが、直接的な原因となった出来事のお話がまだ残っています。
更に、それに対して、どんな取り組みをしてきたのか。
 
時系列/うつを患った”直接的な”原因
 
ここまで書き終われば、だいぶスッキリしてきますかね。
 
それを、来週アップ、、、
ちょっと、、、w
 
今週、重すぎて疲れた(; ̄д ̄)
 
消費者物価指数はまだしも、、、
ジャック・ウェルチまで調べてしまった、、、
やり過ぎた、、、
 
来週は、お休みします!
再開は、再来週以降で!
 
 
それではよい週末を (=゚ω゚)ノ
 
 

■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。


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