おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
嗜癖(しへき)とは?
今日は、うつに対する 誤解や偏見
うつに限らず、一般的に精神疾患と言われる 心の病 に対する、誤解や偏見ってありますよね。
例えば、こんなの、
心の病を患ったら、一生使い物にならない
「わたしの場合は」と前置きをすれば、いくらでも反論できるんですけどね。
でも、これ、、、
こういう誤解や偏見に対する、正直な結論を書いてしまうと、、、、
無理もない
なぜかと言うと、
得体の知れない事が多すぎる
例えば、嗜癖(しへき)
その行動を抑えがたい欲求や衝動があり、他の娯楽を無視し、有害事象が起きてもその行動をやめない事
頭で考えるのではなく、心が勝手に望んでしまう行動の事を「嗜癖」と言います。
これって、多かれ少なかれ誰にでもある事 ですよね。
例えば、酒、タバコ、パチンコなどのギャンブル、ショッピングなども嗜癖に含まれます。
そして、これが過度に進んでしまうと、依存症 になってしまうわけですね。
この辺の言葉の使い分けは、いろいろ調べると定義分けがいろいろあって、よくわかんないんですけどw
間違ってたら、すみませんw
でも、何が言いたいのかは、おわかりですよね。
はい。そうです。
わたしの場合が、非常にわかりやすいですよね。
ネットゲームも嗜癖の一つです
以前書いたこちら。
(。・ω・)ノ リンク:3/9 趣味としてのゲーム
これね。
心のバランスをとるために、趣味として DQX をやっている
こういうのは、誰にでもある事なんですよ。
そして、その事で心のバランスを取っている。
だから、それが無くなってしまうと、けっこうヤバかったりします。
嗜癖とは、心のバランスを取る為の行動である
嗜癖が原因の犯罪
ここで問題なのが、
嗜癖行動が違法な行動に走ってしまう人がいる
そして裁判の傍聴です。
わたしが傍聴した裁判の中では、こんなところ、
覚せい剤所持・使用、痴漢、空き巣、万引き
これ全部、嗜癖的犯罪です。
覚せい剤所持・使用とか痴漢は、、、
まぁ、、、
わからなくもない (-。-;)
覚せい剤はお酒と思えばねぇ、、、
痴漢はあれだよ、、、あれ、、、
あれ?
でも、空き巣とか万引きで心のバランスって、、、
まったく、わからない
まるっきり、得体が知れない。
で、こういう行動に走ってしまう原因について、いろいろ調べてみたのですが、、、
先天的な事が原因だったり、幼少期の体験が原因だったりと、様々なケースがあるようです。
こんなの、本人にしかわからない
いや、下手すると、本人にもわからない
いずれにしろ、心に何らかの問題を抱えている事は間違いないですよね。
ずごっくモデルにすると、こんな感じですかね。
心が少しイビツな形になっています。
そして、心を悪い方向へ持っていこうとする何らかの現実に対して、嗜癖という形でバランスを取っている。
こういうのはもう、本人ではどうにもならないんですよ。
心が勝手に望んじゃうから止められないんです。
それでも、これをなんとかしようと思ったら、ひとまずは犯罪になるような「嗜癖」を止めないといけません。
病を自覚するのが難しい
それには、まず 本人の自覚
ここが治療のスタートなんです。
なぜなら、自覚しないと頭が制御してくれませんから。
こうやって、ずごっくモデルにしてみるとおもしろいですね。
この場合、頭はむしろマイナス思考の方向へ進んだ方が良いという事になりますよね。
やっかいだな、これ、、、
そして、そもそもの、この 自覚が難しい んですよ。
心の病を自覚するのって、けっこう勇気がいるんです。
心の闇を見つめる勇気はありますか?
実際に、わたしも自分がうつだという事を自覚するまでに、発症から半年以上かかりました。
まず自覚して、、、
嗜癖行動が起こらないように、、、
心を整えて、、、
頭と心の連携を、、、
こんなの難しすぎる、、、
時間かかるよ、これ、、、
いずれにしろ、間違いなく言えるのは、
心の海は広すぎて深すぎる
これは、お医者さんでも難しいところだと思います。
一口に「精神科」とか「心療内科」と言ってみても、扱う範囲が広すぎちゃて手に負えない。
もっとずっと広い広い社会なら尚更の事。
誤解や偏見が起こってもしょうがない。
じゃあ、このブログで啓蒙活動でもしますか?
まぁ「無駄な努力」とまでは、言いませんが、、、
それで社会の誤解や偏見が無くなるとして、それはいつの話ですか?
今、この目の前の就職活動の役に立ちますか?
これもまた、実社会の壁
だから、心の病からの社会復帰に当たっては、
隠すのが普通 なんです。
クローズとオープン
これ実は、専門用語すらあります。
このように病歴を隠して就職する事を、クローズ と言います。
逆に、隠さずに就職する事を、オープン と言います。
昨日のお話の社員も、間違っていたわけではないんです。
「隠していた」という事が問題なのではなく、「再発に対する準備が万全ではなかった」という事が問題なんです。
では、わたしはどうしたのか?
わたしは、オープン でいきました。
うつを患った事を、隠さず話して就職しました。
勇気がいりましたよ。
これは、それなりの覚悟がないとできない事です。
そもそもの話、わたしの場合、
ハナから隠す気などない
その下準備としての、この「リアルな身の上話」のシリーズですから。
そして、無事に就職する事ができました。
( ̄ー ̄) ふふふ
Copyright © 2003 Tsugumi Ohba, Takeshi Obata
いちお貼っとこう
では、なぜ クローズ でいかなかったのか?
その理由には、2つのストレス が関係してきます。
2つのストレスとは?
明日へつづく・・・
おまけ画像 : ネタ切れ被害者3人目
■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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