自〇衝動と自覚 【#1-17】

 
おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
 

治りかけが一番危ない

 
昨日の図をもう一度。
 
複雑骨折した心を動く程度まで回復させる
 
この過程が終了し、心が動く程度まで回復したとします。
今日はここからです。
 
ずごっくモデル(頭と心と体) 心が回復してきた状態
 
この状態の場合、心がある程度動ける状態になっています。
これが良い方向へ進んでくれればいいのですが、、、
悪い方向へ進んだとした場合、、、
 
うつの治療、療養に携わっている方々には、こんな格言のような言葉があります。
 
治りかけが一番危ない
 
何が危ないのかと言うと、自〇衝動
寝込んでいる時期はまだ大丈夫なんです。
そんな事を考える気力すらないですからね。
これがある程度回復してくると、何かの弾みで、一気に頭も心も体も、全てがそちらに向かってしまう事があります。
 
 

頭と心は別物です

 
結論から言いますと、わたしもありました
ところが、これを 自覚したのは今年に入ってからです
 
わたしは、マンションの少し高層階に住んでいます。
時々、スーッと窓の外に吸い込まれていくような感覚があったのを、よく覚えています。
 
自宅の窓外からの路面写真
 
これが「自〇衝動」だとは、まったく自覚していませんでした。
自分には「自〇衝動」が、なかったと思っていたのです。
 
それが昨年末辺りから、このブログでうつの事を書こうと思い、関連書籍等を読むようになりました。
そこでいろいろな事例を見ていて、まったく同じようなケースを見つけたのです。
その時初めて、
 
あぁー、、、あれのことか、、、
 
と自覚しました。
 
どういう時にそうなったのかというと、過去の事をいろいろと思い出して、後悔罪悪感 を強く感じている時です。
 
あぁしておけば良かった、、、
もっとこうする事ができたはず、、、
なんであんな事しちゃったんだろう、、、
自分のせいであぁなっちゃったんだ、、、
 
こういう時は、胸が異常に苦しくて痛い。
うつを患うと、こういう時期があるんですよね。
こういう時期というのは、延々と同じところをグルグル回っている感じです。
考えなければいいものを、どうしても考えちゃうんですよね。
 
そして、そういう時に、スーッと引き込まれていくような感覚がありました。
これはたぶん 自己防衛本能の暴走 のような状態だと思います。
 
そんなに苦しまなくていいんだよ
楽になろうよ
 
こんなの、
 
頭ではまったく望んでいません
心が勝手に望んでいます
 
頭と心は別物です
 
 

自覚が衝動を制御する

 
では、当時何がわたしの歯止めになったのかと言うと、
 
落ちると痛そう
 
これ、ふざけて書いてないですよ。
 
大マジメに書いてます
 
こういう時というのは、頭では考えていません。
頭はマイナス思考の中で、グルグル回っているだけです。
後は「落ちると痛そう」という感覚しかありません。
結局、心のせめぎ合いなんです。
 
ずごっくモデル(頭と心と体) 衝動とのせめぎ合い
 
わたしの場合は「落ちると痛そう」が、勝ったからいいですけど、、、
 
そして、この 自覚する というのは、非常に重要です。
なぜなら自覚すれば、頭が制御してくれます からね。
 
ずごっくモデル(頭と心と体) 自覚する事で衝動を制御する
 
そしてうつを患ってしまうと、頭と心をつなぐ線自体が弱っています。
 
ずごっくモデル(頭と心と体) うつを患うと頭と心をつなぐ線自体が弱る
 
自覚したとしてもここが弱っていたら、、、
元々自〇願望があったとしたら、、、
何か一つ歯車が狂ってしまったら、、、
 
怖いですね
 
今はその吸い込まれるような感覚自体が、まったくありません。
だいぶ心が回復してきたという事だと思います。
 
 

自覚から療養が始まる

 
そして、自覚する という事については、うつを患ったその事自体も、
 
自覚した時に初めて、本当の意味での療養が始まります
 
わたしの場合、一昨年、2016年12月の誕生日前後でした。
 
その前の 2016年9月、10月辺りで、発症から半年程経っていました。
だいたいこのくらいで、けっこう心も回復してきた実感がありました。
この調子なら、年明けくらいには社会復帰していけるな、と思っていた矢先の11月の事です。
 
祖母が他界しました。
更に11月は、たまたまカウンセラーのスケジュールが合わなくて、通院が不定期になってしまいました。
これでまた、ガラガラガラッと一気に崩れました。
ほとんど、ふりだしに戻ったような状態です。
これは本当に痛かった、、、
結局、年内はどうにも身動きが取れなくなってしまいました。
 
それでもこの時、嬉しかった事があります。
祖母の訃報を聞いた時、たまたま DQX にインしていまし
た。
その時は、ぷっちゃんときりちゃんがいました。
チムチャで訃報の話をすると、
 
キャラ画像 プチトマトさん
プチトマト : 早く行ってあげなよ!
 
キャラ画像 きりこさん
きりこ : です!
 
そっかー、行っていいんだー、と思いました。
これは本当に嬉しかったです。
DQX をやっていて、本当に良かったと思いました。
 
念の為補足しておきますw
この場合の「早く」は、全然大丈夫ですw
「早く」の意味が違いますからねw
 
そして、お葬式を終えて東京に戻ってきて、そうこうしているうちに 41歳になってしまう。
これ、どうなってるんだろう、、、と深刻に落ち込み、試しに観てみようと思ったのが、この作品です。
 


 
この作品を観たのは、この時が初めてです。
そして、堺雅人さん演じるツレさんの姿が、あまりにも自分に似ていると思いました。
 
あぁー、、、
自分もうつなんだな、、、
 
その時初めて本当の意味で、うつを自覚したのだと思います。
昨年、厄年についての記事を書きましが、その時の時系列表をもう一度。
 
時系列表 本当の厄年の底
 
定説度数で言うと、2016年の 5月~8月辺りが、厄年の底 になります。
確かにこの頃、ずっと寝込んでいましたので、この頃が底と言えばそうとも言えます。
しかし誕生日前後をピークとして考えた場合、リアルな厄年度数は、2016年10月~2017年1月頃までが底ではないか?というのが昨年の記事でした。
 
こうやって考えてみると、やはり自分にとっての 厄年の底 というのは、この うつである事を自覚した 、2016年12月頃だったんだと思います。
 
自覚して初めて、なんとかしないといけないと思いましたからね。
この時やっと上に向かって行こうと、本気で考え始めたという事です。
 
そして始めたのが、ブログ です。
 
 
明日へつづく・・・
 
 

おまけ画像:知らんがなw

 
チャット画面 知らんがな
 
 

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■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。


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