おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
心が動く程度まで回復させる
今日は、心を回復させる という事についてですね。
昨日問題だったのは、良い方向であれ、悪い方向であれ、心が動かない という事でした。
心の機能そのものが、停止しているような状態です。
良い方向へ進もうとしても、何かの拍子に、
「心」が動かなければ、「頭」も「体」も、それに引っ張られていって、再発を起こしてしまうというお話しでしたね。
となるとひとまずは、心を動く程度まで回復させる 必要があります。
簡単にイメージするとこんな感じです。
段階を踏む
ここで大切なのは、やはり 段階を踏む という事です。
いきなり完治させようとしない事。
先週書いた、療養プランと合わせてみます。
このように、まずは第一段階の「基本的な体力の回復を待つ」という期間が、どうしても必要だという事になります。
では、どんな治療、療養をすれば良いのかと言う事なんですが、結論を書いてしまいます。
基本的には、自然治癒を待つしかない
悲しいかな、メカニズムすら解明されていない病です。
何かこれ!という特効薬は未だに開発されていません。
わたしも薬物療法という事で、薬を飲んではいます。
しかしその効果というのは、その時々の症状を緩和する という目的でしかありません。
その薬が、根本的な問題を解決してくれるわけではないのです。
強いて言うなら、自然治癒をしていく 時間が最良の特効薬 としか言いようがないのが現状です。
とにかく休むしかない
逆に言うと、
焦ってもどうにもなりません
言葉は凶器です
が、しかし、昨日のこの図をもう一度ご覧ください。
今日ここまで書いてきましたように、心の回復というのは、基本的には自然治癒を待つしかありません。
ところが、まだ回復していないのにも関わらず、この「心」を良い方向へ持っていこうとする行為を、周囲の人達がやろうとしてしまう 事があります。
本人や経験者でないと、なかなかこの苦痛はわからないですからね。
どうしても早く良い方向へ進んでほしいと思うのは、無理からぬ事だと思います。
なので、その気持ちが自体が、間違っているわけではありません。
しかし、なんとか良い方向に持っていこうとした場合、やはり 取り扱い注意 みたいな事は、どうしても出てきます。
特に注意しなくてはいけないのが、言葉 です。
そこにはやはり、禁句ワード というものがあります。
そこで、うつを患った全ての方に対する、共通の「禁句ワード」を書いてみたいと思います。
ここまでの 心の複雑骨折 のイメージを持っていれば、非常にわかりやすくご理解頂けると思います。
まず、そもそも 言葉は凶器です
ただでさえ、人は言葉に日々傷つけられています。
ましてや、うつを患った方に対して、
精神論など論外
気持ちの持ちようでなんとかなる!
根性が足りない!
うつというのは、気持ちを切り替えるといった、心の機能そのものが停止しているような状態です。
それを無理に切り替えようとしたら、余計に複雑に折れていく だけです。
中でも一番苦痛を伴い、グサッと胸に刺さる言葉がこれです。
がんばって
精一杯、最大限がんばった結果、心が折れています。
これ以上がんばるのは、無理
そして、
早く
折れた骨に「早く」と言って、骨が早くつながるわけがありません。
ましてや、相手は心です。
誰よりも早くなんとかしたいと思っているのは、本人です。
「いつ治るの?」そんなのお医者さんにも、本人にもわかりません。
そんな焦ってもどうにもならない時に、追い打ちをかけるように凶器を突き刺したらどうなりますか?
早く治るどころか悪化します
そもそも世の中には、正しい事を言えば問題が解決する と 勘違い してる人がいます。
正しい事を言う という事と、問題を解決する という事は、別次元の事 です。
だから言ったじゃないか!
そう言ったよね!
そんな事を後からいくら言ってみても、何の問題解決にもならない
こういう場合たいていは、自分は悪くない と言いたいか、自分の方がわかってる と悦に浸りたいか、あるいは 自分の考えが間違ってるはずがない と固く信じて疑わない自己中かのどれかです。
そんなのは、問題解決とは何の関係もない ただの自己満足 です。
・・・
ちょっと話がそれた (* ̄з ̄) ~♪
それと特に男性の場合「今日休み?」は痛いですかね。
休みたくて休んでるんじゃない、、、ってなりますからね。
ただでさえ社会から取り残されたような感覚に、日々苦しんでいます。
それでも、どうにも体が動かない。
働く事すらできないダメな自分、、、
自分はこの世界にとって必要のない人間なんだ、、、
と、どんどん悪い方向へと思考が進んで行ってしまいます。
これらの言葉というのは、「心」が正常に機能していれば良い方向へと進む事が多いのですが、機能そのものが停止しているような状態の為、どうしても「頭」の方が悪い方向へと引っ張られていってしまいます。
そして、どんどん悪循環にハマっていきます。
では、どうすればいいのか?
ただですね、、、w
個々の事例を見た場合、微妙に違ってくる場合もありますw
わたしの場合は、この歌のこの歌詞は気持ち良かったです。
闘う君の歌を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
この動画では、満島ひかりちゃんが歌っています。
ひかりちゃん大好きなので、これはこれで好きです。
それでもやっぱり、中島みゆきが歌った方が、より良いですよね。
「がんばって」は苦痛だけど「ファイト!」は気持ち良い。
こんなの本人にも、なんでかわからないw
この辺は本当に人それぞれで、わけがわかんないですw
あ、カラオケで歌ってあげるとかダメですよ。
ひかりちゃんと、中島みゆきの二人限定です。
では、どんな声をかければ良いのか?
共通してこれが良いという言葉は、残念ながらありません
これは結局、人それぞれ原因も症状も違いますからね。
これ!というのは、ちょっと思い浮かびません。
しいて言うなら、静かに見守る事
かと言って、はれ物に触るような扱いはしない事
はれ物扱いされていると感じると、
自分は邪魔な人間なんだ、、、
やっぱり必要ない人間なんだ、、、
と、またしても悪い方向へと思考が進んで行ってしまいます。
このように、取り扱い注意の状態でありながら、普段通りに接していないと逆に悪化してしまう、、、
本当にやっかいな病です
こんな風にやっかいな面が多いので、けっこうこういう話をよく聞きます。
うつをやってしまったら、奥さんが子どもを連れて実家に帰った
あぁー、、、ねぇー、、、
この場合、むしろ奥さんに同情しますかね。
自分で自分のここ数年を振り返ってみると、我ながら ほんっとめんどくさい と思いますからね。
ましてや、子どもの成長は待ったなしですよね。
無理な環境で無理をしたら、今度は奥さんの心が折れてしまいます。
先日「ツレがうつになりまして。」という作品を載せましたが、あの夫婦には子どもがいませんでしたからね、、、
現実問題、あそこまでの献身的な夫婦愛というのは、難しいように思います。
まぁ、だからこそ、物語としては感動するという事になるんですけどね。
それと、もう一つ非常に重要な事があります。
変な気を起こさないか、注意して見守る
明日へつづく・・・
おまけ画像:ぷっちゃん了解 (・ω・)ノ
■当ブログの内容について
当ブログに掲載されている、うつに関する記事は、筆者の実体験に基づく体験談です。この為、必ずしもお読み頂く方の、治療、療養を促す事につながるとは限りません。症状にお心当たりのある方、あるいは当ブログの内容により症状悪化の兆候が感じられるという方は、すぐに閲覧を中止し、必ず専門医に相談してください。筆者は医師ではない為、一切の責任を負いかねます。あしからずご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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