人材紹介会社の返金規程 【#3-20】

 
おはようございます。ずごっくです。
では、昨日の続きです。
 
 

人材紹介会社の紹介手数料

 
うつからの社会復帰。
今日は、典型的な失敗事例 を書いてみます。
 
まず、人材紹介会社 について。
以前にも書いたことがありますね。
 
(。・ω・)ノ リンク:3/27 人材紹介会社
 
これを簡単におさらいしてみると、こんな図になります。
 
 
求職者と会社と人材紹介会社との関係性/人材紹介会社は求職者を会社に紹介するビジネス
 
 
求職する人が、人材紹介会社に求人情報をもらい就職活動をします。
そして、採用が決定すると、採用した会社が人材紹介会社に対して紹介手数料を支払います。
この紹介手数料ですが、こちらになります。
 
 
人材紹介会社の紹介手数料/相場は年収の30%~35%
 
 
採用する人の年収の 30% ~ 35%
 
 

紹介手数料の返金規定

 
この紹介手数料ですが、実は 返金規定 というものがあるんです。
わたしが記憶してる規定だと、こんな感じですね。
 
就職した人が退職した場合、
1ヶ月以内は、紹介料の70%を返金
3ヶ月以内は、紹介料の50%を返金
*但し自己都合退職に限る
 
一定期間内に求職者が退職した場合、人材紹介会社は紹介手数料を返金しなくてはいけないという事ですね。
この期間や返金率は、人材紹介会社ごとに、マチマチだと思います。
しかし、どこもだいたいこんな感じの規定になっていると思います。
これを図にしてみると、こんな感じ。
 
 
求職者と会社と人材紹介会社との関係性/一定期間内に退職した場合、返金規定がある
 
 
更に紹介手数料が35%の場合の返金額を計算してみます。
 
人材紹介会社の返金規定/相場は年収の30%~35%
 
 
そこそこの金額になりますよね。
人材紹介会社というのは、民間企業です。
紹介手数料が売上となって、初めて会社として成立しているわけです。
採用に至るまでには、担当者の給料も支払わなくてはいけません。
これだけの返金をするとなると大変です。
 
つまり、人材紹介会社にしてみれば、この期間内に、
 
辞めてもらっては困る
 
これが鉄則です。
 
少し話をトバすと、以前書いたこちら。
 
(。・ω・)ノ リンク:4/3 履歴書と職務経歴書
 
ハローワークの担当者のこの一言。

入社して、どうしても無理そうなら、辞めちゃえばいいんですよ ( ^^ )

 
人材紹介会社では、この一言は あり得ない
わたしはこれまで、人材紹介会社を経由しての採用の仕事が多かったんです。
だから、わたしはこの時驚いたんです。
「辞めちゃえばいい」なんて話は、聞いた事がない。
 
 

会社に来なくなった

 
話を戻します。
実はわたし、こういう事態を経験済みなんです。
それも会社側の「採用担当者」としての立場でね。
 
だいぶ前の話になりますが、ある人材紹介会社を通じて、社員を1名採用しました。
ところが、
 
2週間もしない内に、会社に来なくなりました
 
モメた、モメた、、、
 
人材紹介会社の担当者を呼び出して、散々文句を言いました。
そこから半年くらいモメてたように記憶してます。
あの時確か70%返金って話だったと思いますが、1円も払わないと散々ゴネました。
 
そして更に、その社員の、
 
父親も呼び出して説教しました
 
えぇ、はい。
 
どういう育て方をしたらこうなるんだ?
 
もちろん、そこまで言いました。
 
 
やっぱり、わたしけっこう怖い人かも、、、
(* ̄з ̄) ~♪

 
 
そして最終的には、ゴネるだけゴネて85%返金で決着したように記憶しています。
 
 

誰一人幸せにならない

 
そもそも、なんで会社に来なくなったのか?
もう、おわかりですよね。
 
原因は、うつの再発
 
 
ずごっくモデル(頭と心と体) うつを患った状態
 
 
無理をしちゃったんだろうね。
今のわたしなら、よくわかります。
 
この状態になってしまうと、こうなります。
 
求職者 : その後、2、3年が潰れる
人材紹介会社 : 紹介手数料を返金しなくてはいけない
会社 : また新しい人材を探さなくてはいけない
 
誰一人幸せにならない
 
最悪の事態ですね。
社会復帰に当たって、一番怖いのが、このような 再発 のリスクです。
これまでも散々書いてきましたよね。
 
そして、この時一番問題になったのは、ここなんです。
 
うつを患っていたなんて聞いていない
 
健康状態は良好としか聞いていません。
更に問題だったのが、
 
人材紹介会社も聞いていなかった
 
この社員は、会社はもちろん、人材紹介会社にも隠していたんです。
こうなってしまうと、会社も人材紹介会社も、当然こういう見解になります。
 
知っていたら採用しなかった
 
これが、実社会の壁
 
そして、この「実社会の壁」を余計にぶ厚くしてしまうのが、
 
誤解や偏見
 
それを痛切に思い知らされたのが、裁判の傍聴 です。
 
 
写真/裁判所
 
 
明日へつづく・・・
 
 

おまけ画像 : ネタ切れ被害者2人目

 
チャット画面/ネタ切れ被害者2人目
 
 

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